F-2後継機は新規開発の方針

 2030年年代に耐用年数を迎える航空自衛隊のF-2戦闘機について、防衛省は後継となる新型戦闘機を新規に開発する方針だそうです。

 F-2はジェネラル・ダイナミクス(アメリカ)のF-16戦闘機をベースに、日米で共同開発された戦闘機です。当初は日本が独自開発する方針でしたが、エンジンの製造技術が無かったことや政治的な問題から日米共同開発となった経緯があります。

 防衛省は、このF-2に替わる戦闘の選定を進め、国内外の航空機メーカーやアメリカ・イギリス両政府に対して新規開発や既存の戦闘機の改修案について情報提供を求めていました。

 ロッキード・マーチン社はF-22をベースにF-35の機能を追加する案を、ボーイング社はF-15の強化改修案を、BAE社がユーロファイター・タイフーンの性能強化案を提出。しかし、ロッキード・マーチン社案ではコストがかかりすぎ、ボーイング社とBAE社の案は防衛省の要求する性能を満たしていませんでした。

 そのため後継機の新規開発する方針となりましたが、開発費は1~2兆円(あるいは、それ以上)と言われ、共同開発で開発費を分担することも検討していると言う事です。

 F-2の場合はF-16をベースにしたため、開発費は3270億円にとどまりましたが、1から新規開発となるとそうはいきません。また、戦闘機の新規開発には、通常10年以上の時間が必要で、F-2が耐用年数を迎える2030年代まで時間も残されていません。